幻想 石の街 大谷(おおや)

あいにくの梅雨空でしたが、今日は私の所属する栃木インテリアコーディネータ協会
(以下栃木IC協会)の第81回定例会が宇都宮市大谷町で開催されるので久しぶりに
大谷にでかけました。宇都宮市内から車で20分前後の場所に石の街、大谷があります。
今日の定例会は、今年のIC資格試験のの新合格者を招いての歓迎会と交流会です。
もともと地元では塀や石蔵などに使われていた大谷石ですが、最近は店舗や住宅の内装仕上材
等に使われ独特の存在感で人気があります。そんな大谷石は、国内でも栃木県宇都宮市に
しか存在しないいわば地域の資材なのです。そんな地元の素材をもっと勉強しようと
いうのが今回のテーマです。写真は大谷石資料館です。中には昔掘られた砕石場に
つながる階段があり、砕石場跡を見ることができます。地下の坑内は夏場でも10度前後
と寒いくらいです。

資料館の駐車場の前は、雨にけむった大谷石の山がそびえていました。

地下の砕石場跡に降りると、地面・壁・天井もすべて大谷石の見学用の通路を
歩いていきます。
途中で、にぎやかな小学生の子どもたちの集団とすれちがいました。
この独特の空間は、アーティストたちのイマジネーションを刺激するらしく
今までにファッションショーやジャズの演奏会等が催されたりしました。
建築に携わる者としても、この幻想的な空間に身をおくと、不思議な感覚を
呼び覚まされる気がします。天然素材のエネルギーを感じます。☆☆☆